人工透析患者の生活もサポートする訪問介護サービス

人工透析患者の生活もサポートする訪問介護サービス

新保
「憩」の介護サービスについて教えてください。
木本・水戸部
はい、可能な限りお答えします!

入居者の約4人に1人が人工透析に通う

新保:「憩」で介護サービスを担当するようになり、どのくらい経ちましたか?

木本:私は3年ほどになります。その前は同法人が運営する「介護老人保健施設 遊(ゆう)」で2年ほど介護を担当していました。

水戸部:私はこちらに来てもうすぐ1年です。その前は、木本と同じく「遊」で2年ほど介護を行いました。

新保:2023年6月現在、「憩」には何人の入居者さまがいて、そのうち人工透析(以下、透析)を必要とされる方はどのくらいでしょうか?

木本:入居者さまは53人、そのうち透析患者さまは13人になります。以前はご自宅から圏央所沢病院の透析センターに通院していた方が、介護も必要になり、当ホームに入居されるケースが多いです。また、同センターの送迎車が利用でき、透析患者さまの通院に関する負担が減らせることも大きな理由になります。

新保:なるほど。ご自身での通院が難しい透析患者さまは、ご家族による送迎や、介護タクシーの手配などが必要になり、いろいろ大変ですよね。

水戸部:はい。私たち介護スタッフは、送迎車に乗る前の移動までお手伝いします。また、透析センター内はかなり広いので、歩行が不安な方には車椅子を利用していただき、移動のストレスを軽減させています。

薬や水分などの細やかな管理も実施

新保:「憩」に入居されている透析患者さまには、どのような介護が必要になりますか?

木本:内服薬や水分の管理、透析を受ける日の身支度もお手伝いします。また、週3回約4時間の透析中はベッドで横になっているため、透析を行った日の夜はなかなか眠れない入居者さまもいます。そういった方とは、夜に共有スペースでお話しすることもありますね。

水戸部:そのほかは、透析患者さまに限った話ではないのですが、食事や排泄に関するサービスや、買い物代行などの生活援助を行っています。

透析センターとの連携で、より快適な生活に

新保:透析センターのスタッフと連携することもありますか?

木本:はい。透析患者さまの場合は、水分摂取量や、私たちが行える身体介助に制限があるので、排便がうまくいかないことも少なくありません。そのような場合は、透析センターの担当者に電話や連絡ノートなどで状況を伝え、薬が処方されることもあります。

水戸部:ほかには、「新しいサプリを飲みたい」という透析患者さまもいるので、その方にとって問題のないサプリなのか、透析センターに確認することもあります。こちらは病院ではなく生活の場なので、入居者さまのプライバシーも大切にしたいところです。

木本:また、数年前よりも「憩」に入居されている透析患者さまが増えました。新型コロナウイルス感染症が5類に移行したのを機に、「憩」の介護担当者と透析センターのスタッフが、定期的にカンファレンスや研修を行い、情報共有をより密にする計画が進行中です。

家族との再会で、明るい表情が戻ってきた!

新保:そういえば、コロナが5類に移行したことで、入居者さまとそのご家族が直接会えるようになりましたよね。

木本:はい。そのおかげで、入居者さまの表情に明るさが戻ってきました。コロナ5類のニュースが流れた翌日から、ご家族の面会申し込みや、入居者さまの外泊希望などがありました。ご家族が当ホームを訪れ、各居室で一緒に過ごせる時間は20分と限られていますが、皆さん会話に花を咲かせています。

水戸部:食が細くなって心配していた入居者さまが、久々にご家族と外食をして、こちらが驚くほどたくさん召し上がった話を聞くことも。また、ご家族に好きな食べ物を持ってきてもらい、楽しんでいる入居者さまもいます。

新保:ホーム内でのイベントも元の状況に戻せそうですよね。

木本:はい。コロナ禍は入居者さま同士であっても、あまり接触しないように小グループに分けるなどの対策をしていました。今後は、以前のようにみんなでワイワイできるように、感染対策は継続しながら楽しいイベントを計画していきます!

RECRUIT

  • やりたいことがそこにある。
    なりたい自分がそこにいる。

  • 5年後の自分を、10年後の自分を想像できるか?
    今やるべきことを、しっかりと、一歩づつ。

  • 稼ぐためにではなく、
    学ぶために働く。

  • 欠点に目を背けるか、
    弱点を「強み」に変えるのか。

  • 失敗しない道を選ぶのか、
    失敗から何かを学べるか。