一人ひとりにオリジナルのリハビリテーションを~「フィットリハ 陽 豊岡」紹介~
今回は、入間市にある「フィットリハ 陽 豊岡」のご紹介です。所長・理学療法士の近藤さんにお話を伺いました。はたして、どのようなリハビリテーション施設なのでしょうか?
知識と経験が豊富な、理学療法士が所長です!
―はじめに、5か所ある「フィットリハ 陽」について教えてください。
社会医療法人至仁会の関連施設である「フィットリハ 陽」は、入間市にある「豊岡」のほか、所沢市には「西所沢・中富・狭山ヶ丘」の3か所、狭山市には「富士見」の1か所があります。
すべての施設で共通するのは、リハビリテーションに関する専門知識と多様な経験を有する理学療法士が所長(施設責任者)をつとめ、「心と体と人との繋がりを大切に」をモットーに、介護予防事業を行っているということです。
つまり、住み慣れた地域で日常生活が送れるように、マシントレーニングを中心とした機能訓練特化型のデイサービスを提供しています。
―なるほど。もう少し具体的にはどのようなことを行っていますか?
はい。まず初回に、ご利用者様の体力測定を行った上でじっくりとお話を伺い、理学療法士がお一人おひとりのために自主トレーニング・メニューを作成します。しばらくの間、そのメニューをスタッフが見守る中でこなしていただくのです。
その方が弱い運動機能を中心に強化するために、月に1度は「歩行・バランス・筋力」を測定してグラフで示しています。その結果をふまえて、個別トレーニングや在宅生活におけるアドバイスも随時行っていますよ。
また、コミュニケーションも重要だと考えているので、複数名でゲーム的に楽しめる運動なども取り入れています。
「フィットリハ陽豊岡」のサービス
―次に「フィットリハ 陽 豊岡(以下「陽 豊岡」)」を利用されるのは、どのような方々でしょうか?
基本的には、要支援認定を受けている入間市在住の方が対象になります。現在152名のご利用者様がいて、男女比はおよそ1対2、女性が多めとなっています。また、48歳から93歳までの方が利用されており、平均年齢は約81歳です。
―利用者さんは、どのように時間を過ごされるのでしょうか?
「陽 豊岡」は午前・午後の2部制で、現在は「蜜」を避けるために1部あたり13~14名でご利用いただいています。また1回のご利用時間は2時間となり、午前も午後も同じスケジュールです。
7年目を迎えたアットホームな施設
―さらに「陽 豊岡」の特徴などはありますか?
ご利用者様の自主性を大切にしているので、トレーニングマシンなどをご自身でお選びいただけるように工夫しています。そして適切な負荷量、および数か月先の目標値を記載した「負荷用紙」があるので、ご自身でのセッティングも可能です。
ちなみに「陽 豊岡」には、下半身・上半身・全身すべての部位をトレーニングできるように、10種類以上のマシンが揃っていますよ。
2020年9月以降、マシンの待ち時間も活用できるように、毎月4種類ほどの「脳トレーニング」プリントをご準備しています。お一人で問題をとく必要はなく、周りにいる方と相談してもOKです。また集団での運動も、随時入れ替えて飽きのこないものにしています。
実は、一番最初にオープンした「フィットリハ 陽」は「豊岡」であり、7年目を迎えました。地域で親しまれる施設になるよう、これまでさまざまな取り組みを行ってきました。さらに面積的にも「フィットリハ 陽」の中で一番広く、開放感がありますね。
そして個性豊かな職員が多いせいなのか、さまざまな話題で盛り上がり、とてもアットホームです。ご利用者様はご自身が話しかけやすい職員を見つけて、日常生活の相談や趣味の話などをしてくださいます。
―そうなんですね。いろいろなお話を伺い、どのようなリハビリテーション施設なのか分かりました。ありがとうございました!
2020年12月、フィットリハ 陽 豊岡にて。