医療・介護に関する不安や悩みにおこたえします~圏央所沢病院「地域医療連携室」紹介~

医療・介護に関する不安や悩みにおこたえします~圏央所沢病院「地域医療連携室」紹介~





圏央所沢病院の医療・介護全般の相談窓口である「地域医療連携室」のご紹介です。今回は同部門の統括課長・丸山さん(社会福祉士)、前田さん(看護師)、大原さん(作業療法士)にお話を伺い、まとめました。









救急患者を常に受け入れる体制作り

―まず「地域医療連携室」について教えてください。

はい。2009(平成21)年に圏央所沢病院としてスタートした当初は、「地域連携室」という名称でした。私たちの業務は、入退院調整や病床管理(ベッドコントロール)がメインとなります。当院は急性期病院という役割を担っているので、24時間体制で救急の患者さんを受け入れます。そのため、医師や看護師などのスタッフはもちろんのこと、常に病床も準備しなければならないのです。

患者さんの立場としては、病気やケガが完全に治るまで同じ場所にいる方が安心かもしれないのですが、残念ながらベットの数には限りがあります。そこで同じ病院内であっても、急性期(急患や病状が重篤な時期)・回復期(在宅復帰に向けて医療やリハビリを提供する時期 )・慢性期(長期に渡る療養時期)の病床に分ける必要があるのです。



―そうですね。もし自分が救急車で病院へ運ばれたときに「今は病床がないから対応できません」と言われたら困ってしまいます。







地域の医療・介護が連携する必要性

病状についてはもちろん担当の医師が確認しているのですが、患者さんが退院して自宅療養へ移行する時や、長期療養型の病院へ移る時に、さまざまな問題や不安がありますよね。それを可能な限り解決するのも、私たちの役目になります。

至仁会の関連施設だけでなく、患者さんのご自宅に近い医療機関やリハビリ施設、介護施設等との連携が必要となるのです。10年ほど前の「地域連携室」の頃よりも私たちが対応する業務範囲も広がり、数年前に現在の10名前後の体制が整い、部門名も「地域医療連携室」となりました。










ーなるほど。なぜ「地域医療連携室」という名称なのかも分かってきました。ほかの病院にもそういった業務を行う部門があると思うのですが、圏央所沢病院ならではの特徴はありますか?

はい。当院には「脳卒中センター」があり、そこで最善の治療を行ったとしても、脳梗塞や後遺症に悩まされる患者さんがいます。その症状は、運動麻痺、感覚障害、高次脳機能障害など多岐におよび、それぞれに必要な治療や介護が違ってきます。

また退院後は患者さんによって生活環境が異なり、リハビリに通うことで身体機能が改善するケースも多くありますので、私たちはできるだけ適切なアドバイスをするように努めています。そこにはケアマネージャーさんとの連携や、介護保険の利用なども欠かせません。







お気軽にご相談ください!

ーそうなんですね。業務に関する幅の広さも見えてきました。それでは、ほかの業務について教えていただけますか?

ここまでお話しした内容をまとめるような形になるのですが、入退院調整や病床管理のほか、患者さんやそのご家族に対して受診や入院、医療費、退院や転院、福祉制度、介護保険制度についてご説明します。そのため当部門は、医師・社会福祉士・看護師・作業療法士を中心とするさまざまな職種のメンバーで構成されているのです。

もう少し具体的に言うと、退院後に訪問看護が必要であれば看護師がその詳細を説明できますし、リハビリが必要であれば作業療法士などのリハビリ専門職員、全般の話になるのであれば社会福祉士が対応するなど、状況に合わせています。





様々な分野のスペシャリストが揃っています!!









―その相談をするタイミングは、病床移動時や退院・転院の時に限られますか?

いいえ、病棟スタッフに面談の希望を伝えていただければ、随時ご相談に乗ります。また、お電話でのご相談も可能です。相談内容に合わせて、その分野に詳しい者が対応しますのでご安心ください。





―それは心強いですね。今日はいろいろ教えていただき、ありがとうございました!




2021年3月、圏央所沢病院にて。


RECRUIT

  • やりたいことがそこにある。
    なりたい自分がそこにいる。

  • 5年後の自分を、10年後の自分を想像できるか?
    今やるべきことを、しっかりと、一歩づつ。

  • 稼ぐためにではなく、
    学ぶために働く。

  • 欠点に目を背けるか、
    弱点を「強み」に変えるのか。

  • 失敗しない道を選ぶのか、
    失敗から何かを学べるか。