より快適な人工透析の時間・空間を目指して~「圏央所沢病院 透析センター」紹介~

より快適な人工透析の時間・空間を目指して~「圏央所沢病院 透析センター」紹介~




県内有数の規模を誇る「圏央所沢病院 透析センター」(以下「透析センター」)をご紹介します。2018(平成30)年に圏央所沢病院内にあった人工透析のための44床が、新病棟へ県内有数の規模を誇る「圏央所沢病院 透析センター」(以下「透析センター」)をご紹介します。2018(平成30)年に圏央所沢病院内にあった人工透析のための44床が、新病棟へ移り112床になりました。今回は同施設の責任者である志賀さんに、その概要や特長などを伺いました。








今回お話を伺った志賀さん

慢性腎不全の患者さんに、より良い透析療法を


―まず「透析センター」の役割を教えてください。


はい。「透析センター」は、主に腎不全の患者さんに対して人工透析を行う医療施設です。医師のほか、臨床工学技士(ME)や看護師、看護助手、医療事務職というメンバーを中心として運営しています。


腎不全というのは、さまざまな原因により腎臓が機能しなくなった状態です。なかでも慢性腎不全の方は、定期的に透析療法を受けないと、体内に老廃物が溜まって「尿毒症」となり、生命にかかわる深刻な事態になってしまうのです。


透析療法の役割は、専用の装置・人工腎臓を使用して体にたまった血液中の老廃物や不要な水分を除去し、血液をきれいにします。つまり、人工的な血液の浄化です。その方法はいくつかありますが、当院では「オンラインHⅮF」という療法を全台導入しています。






―「オンラインHⅮF」について説明していただけますか?

医療技術のお話になりますが、超純水透析液を使用することで、より多くの血液をろ過できるようになり、より効率的に老廃物を血液から取り除くことができます。その結果、合併症の発生を抑えられると報告されている透析療法の一種です。



短期的には、

■関節痛・皮膚症状(かゆみ、乾燥)の改善
■食欲不振・貧血・不眠症の改善
■ストレスレッグ(むずむず足)症候群の改善
■透析困難症(透析中の低血圧)の改善

長期的には、

■透析アミロイドーシスの進行・発症の抑制
■動脈硬化進行の抑制
■栄養状態・生命予後(生命を保てる期間)の改善


などが期待できます。





オンラインHDF専用装置





細やかなケアと充実した設備


―なるほど。ほかに「透析センター」の特長はありますか?

透析患者さんは、運動量が低下して筋肉量が減少しやすくなります。そのような状況を改善するために、リハビリテーション科など専門のスタッフによる透析中のリハビリも行っています。

もう少し具体的に説明すると、透析療法が必要な患者さんは基本的に週3回(月に14回)、1回あたり約4時間の人工透析を受けています。透析中に上半身は動かせませんが、下半身は動かせます。そこで、足元に器具を置いて適度に運動してもらうという取り組みを行っています。血流も良くなり、実は一石二鳥なんですよ。


専門スタッフによるリハビリ





また、透析患者さんは足の血流が悪くなりやすいので、専門的な知識や技術を持った臨床工学技士と看護師がチームとなり、フットケアを実施しています。さらに、治療適応のある患者さんには、高濃度炭酸泉の足浴によって血行を促進させ、足の病気を抑制しようとしています



専門チームによるフットケア




さらに栄養士による食事管理のほか、各専門スタッフによるドライウェイト(体内の水分量)や内服薬のチェック、合併症対策、日々の悩みや通院手段について相談に乗るなど、幅広くサポートしています。

これらの取り組みはすべて透析スタッフと関連部署がチームを構成して取り組んでおり、透析医療の質向上に力を入れています。




―多様なケアが受けられるのですね。設備的にはいかがでしょうか?

患者さんは「透析センター」で多くの時間を過ごすことになるので、少しでも快適に過ごしてもらうために待合ラウンジや空調設備など環境面にも力を入れております。

待合ラウンジは、2階まで吹き抜けの天井で一面ガラス張りのため開放感があり、インテリアも工夫しているので、「ホテルのロビーみたい」と言う患者さんもいらっしゃいますよ。

空調設備は、風が直接当たらず温度のムラが少ない「輻射空調(冷暖房)」を導入しています。また、透析中に大型の画面で映画などを視聴できる個室も完備しています。



まるでホテルのようなロビー!!







―そうなんですね。それでは最後にメッセージをお願いします。


スタッフは、医師の指示のもとコンセプトを共有しながら治療にたずさわっており、より良い透析療法を提供するのが使命だと思っています。これからも、患者さんが安心して通院できる「透析センター」を目指します。

また2013(平成25)年3月より発行し続けている、透析センターだより「やまざくら」は、手作り感あふれるA4サイズの紙面で、患者さんとスタッフのコミュニケーションづくりに役立っており好評です。


最寄り駅(小手指駅・狭山ヶ丘駅)から圏央所沢病院行へのシャトルバスのほか、病院から半径5キロ以内のエリアでは透析患者さん専用の無料送迎バスも運行していますので、ご高齢の方もご相談ください。




―2021年2月、圏央所沢病院にて。

RECRUIT

  • やりたいことがそこにある。
    なりたい自分がそこにいる。

  • 5年後の自分を、10年後の自分を想像できるか?
    今やるべきことを、しっかりと、一歩づつ。

  • 稼ぐためにではなく、
    学ぶために働く。

  • 欠点に目を背けるか、
    弱点を「強み」に変えるのか。

  • 失敗しない道を選ぶのか、
    失敗から何かを学べるか。

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